牡蠣が出来るまで

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採苗

タネ
このタネはホタテ貝に附着して約3ヶ月。この段階で強い種だけが生き残ります

広島湾では、7~8月にかけて親ガキが産卵し、卵からかえった幼生(赤ちゃん)は、約20日前後海の中を漂います。その後海水中の固着物に付着します。このタイミングでホタテ貝の貝殻を海中に入れておくと、かきの幼生が附着します。(アンボ期幼生:大きさ 300ミクロン=0.3mm)

この幼生を付着させることを採苗(さいびょう)といい、毎年7月ごろから9月頃までに行います。

この採苗は場所によって幼生の質が違うため、いかに質の良い幼生を附着させる場所を選ぶかが重要なポイントになります。

抑制

牡蠣イカダ
潮の満ち干きを利用して、自然の中で強い牡蠣を育てます。

採苗したかきの種は海岸付近に移動し抑制を行います。潮の満ち干きを利用し、満潮時は海水につかり、干潮時は空気に触れる様にします。

海水につかっている時間を少なくし空気に触れる様にすることで、かきを大きくしません。(大きくなりすぎると翌年の夏の産卵後に死ぬことが多くなるためです)

この潮の満ち干きの繰り返しによって牡蛎は強くなり、環境の変化に強い抵抗力が付いていきます。

育成

牡蠣イカダ
牡蠣の成長とともに、潮の流れと海水温度に合わせて育成していきます。

カキが成長しやすいように、採苗器の間隔を開けま。す

この時カキの成長を早めるため、1本の針金をUの字に曲げ潮の流れを和らげます(カキが小さいうちは性質上密度を高くすると成長が早くなる)

約4ヶ月後に1本の状態に戻します。

  • 通常の彩苗器画像
    通常の彩苗器
  • Uの字形彩苗器画像
    潮の流れをやわらげるUの字形に

作り直した採苗器をイカダに戻し水深温等に合わせて水深を変えながら育成します。

収穫

この時期どの様な「あじろ(漁場)」で仕上げるかが、美味しさ、大きさ、衛生度を決めます。

寺本水産のあじろは、代々受け継いだ強流速清浄海域、奈佐美瀬戸

栄養豊富で清潔な牡蛎を育てる為の条件を全て備えた自慢の瀬戸です。

このあじろのおかげで広島牡蛎の中でも本物とされる品質を保っています。

  • 牡蠣の水上げ写真
    牡蠣の水上げの様子
  • 牡蠣打ち写真
    牡蠣打ちの様子

牡蛎の成長度合いや性格を見て、収穫時期を分けます。

牡蛎の殻を開き、きれいに中身を出す作業を「牡蛎を打つ」と言い、牡蛎を打つ人を「打ち子さん」と呼びます。

硬い殻を手早く開く作業はかなりコツのいる作業です。